The Shape Of Watter_みんな人魚だ

The Shape Of Watter

 

人魚との恋。この映画は違和感だらけだ。グロテクスな人魚。それとの行為も違和感を覚える。ましてやエロチックなシーンとグロテスクなシーンも心を混乱させ、拒否反応を助長させる。


多分、僕も含めてこの違和感に拒否反応を示すだろう。普通にみれば、良い映画とは思えない。
でも、この違和感は偏見でその下には映画の本質があるのだろう。
そして愛が。


人に言えないものや負い目を抱えて生きている。それは他人にとっては、拒否するだけに値する違和感だろう。
でもその言えない秘密や負い目を持って生きている奴は、毎日を人並みに生きているし、人並みの幸せを望んでいる。


あの映画に出てくる出演者は何かしらの孤独や負い目を持っている。

喋ることが出来ない主人公。違和感だらけの人魚。隣人の老人(彼はもしかしたらBLGT?)。旦那の不満を持った太っちょ友達。
名誉心と自尊心を持つ悪者。スパイの科学者。みんな、何かしらの負い目や不満を持って生きている。

これって当たり前の事だ。
他人を知らないだけで皆何かしらのものを持って生きている。

それがたまたま人魚の形をしているだけで、実は実生活ではあまり変わらないのかも知れないし、誰にでも当てはまる。もしかしたら、他人にとっては人魚に見られているかも知れないし、拒否反応を示されているかも知れない。
世間は偏見の固まりだ。
みんな他人からみれは人魚だ。

shape of watterとは何かと思ったら、監督曰く愛の形というみたい。水はなんの形にも成れるからみたい。

人魚との恋は違和感があり偏見として拒否感があるだろうが、その下には純粋な愛が流れているのだろう。これは端から見れば違和感と拒否感かも知れないが、当事者には愛の形があるのだろう。


映画では孤独同士の人魚と
喋ることが出来ない女性が純粋に心を通じあって恋に落ちていく。
偏見を越えたところにお互いが見えている。本当の愛も同じ何だろう。
一般的な偏見や拒否感を越えたものが愛にたどり着くのかも知れない。

 

 

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